第95回 手形決済との別れ方

趣味やパッションがキッカケで新しい発見やポジティブな方向性へ

何の楽しみもないよな。こんならもうやりたいことやろうってなって、いろんなところへ出ていくようにしたら、そこでの展開がいろいろまた出てきた。

あれその展開が早かったですね。少し資金繰りとか手形決済とか、そういうシステム、仕組みは少し時間がかかりましたが、動きがなんかすごい前向きって外向きにいきましたもんね。

外向きにいって、仕事の回転がまた変わったのと、あとやっぱり負のものについてはサッサッサッサッと決着つけていかないといけないから、もううちは手形だとやりませんって言いまくったし。

これデカいですよ、負のものをきっちり説明してスパッとできる。それをしてくれへんたらもうおたくとは付き合えないっていうような感じでね、もうそこまで心決めていかないと本気の心伝わらないと思うんですよ。

やっぱりずっと信用してくれてた社長さんで、そうかそうやったんかって、もうそうやったらうちも全部元気にしてあげるからって言ってもらえたし、その社長さんなんてもうとにかく会社の方も整理、徐々にしていかなあかんし、言ってみるのは切らなあかん。でもそのためにもお金がね、いるからって、差し当たってこんだけのお金がいるからなんとかなりませんでしょうかって、わかったって、工面してくれて。

それをきっちり全部返したので、もうしんどかったですけどね。しんどかったですよね。しんどくてもうこの社長の恩義だけを裏切ってあかんと思って、返してなんとか、でもまあ会社終わった時によう頑張ったなって言ってもらえたから、すごく嬉しくてね。

もともとご誠実でちゃんとやってきたっていうのはあると思うんですけど、今じゃなんとまあ20%以上の利益率と。

経営戦略(佐々木さんとの話し合い、キャッシュフロー、再生や利益率)

キャッシュフロー、あの時って想像できない。

そうですね。だから、再生していく中で佐々木さんと話し合って、じゃあ今後、キャッシュを何年後にいくら貯めましょうって話したじゃないですか。目的、ゴールね、ゴール設定。でも5年か10年後っていう話でしたね、とりあえずなんとか1500万貯めようっていう話をしてて、まあまあでもちょっと前倒しで、それはいけたと。達成できたんです。

でも、またこれからですよね。やってる仕事は若干中身は変わってきてるけれど、基本線変わってないので。

で、お金出ていくものの事業はもうボンボンボンこう、捨て去ったって言ったら変ですけど、もうそっちにあんまりお金をかけない。で、こっちでしっかりしたものがある、ここをベースにしてやるっていう方に、まあ特化したおかげで、今はなんとか利益は出てますけど、でもやってることはまた下請け商売なんでね、そこを脱却しない限りは、やっぱりもうずっとしんどいと思うんですよ。これだけでね、もうそんな今も1,2年のみたいな利益を出すっていうのは、ここからが本当の正面盤で。それこそもう景気の動向に左右されたり、いうこともあり得るだろうし、だからそれに負けないような体質にしていくにはどうしたらいいかっていうのを、本当にこのね、ゆっくり足を据えて、ここからの3年が本物の勝負なのかなっていう気はします。

 

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